最難関大学プロジェクトについて
4月30日(金)に,日本大学医学部や東京大学をはじめとした最難関大学プロジェクトのキックオフミーティングが行われました。多くの生徒が一堂に会し,進路実現に向けた大きなプロジェクトが動き出しました。
最難関大学プロジェクトについて
教諭 太田 晃暢
きっかけ
本校はここ数年,課外授業など生徒の進路実現に力を入れてきました。私自身,一昨年に卒業させた12期生にも東京大学をはじめとする最難関大学を志望する生徒が多くいました。そのときに意識したのは2点で,1つ目は1年生から“勉強を楽しむ”“良問に触れる”ことを大切にし,自ら探究する土台を作ること。2つ目は教員が自由に課外授業を展開するのではなく,時間や内容を調整することで生徒にとってベストなスケジュールが組めるようにした点です。おかげで80名程度の少人数の学年ではありましたが,大阪大学や東北大学をはじめとして,最難関大学の合格を複数得ることができました。この考えを学校全体のカリキュラムの一環として体系化できないかということで,有志の教員を中心にプロジェクトを発足しました。
プロジェクトの役割
このプロジェクトは特に生徒を縛るものではありません。全学年が6年かけて,それぞれの第一志望を実現できるように教員が課外を設定し,模試の成績や授業の様子を見ながらアドバイスを行っていくだけです。中には部活動や習い事を行っている生徒もいますが,それぞれの学校生活の中で最大限の支援を行っていくことを目的とします。
ミーティングの様子
今年度はちょうど「ドラゴン桜」のドラマが始まったこともあり,4月30日に本校でもキックオフミーティングを行いました。各教室に『プロジェクト参加者募集』と掲示し,昼休みに行われたミーティングには約100名の生徒が参加してくれました。全校が700名程度と考えると約15%の生徒が参加したことになります。当初は60名程度かと考えていたので,うれしい誤算でした。「目標を明言する」ことで努力を始めるきっかけとなり,また「仲間がいる」ことで最後まで諦めないチームができればと考えています。
最終目標
本校に入学した生徒が本気で目標を掲げたときに,それをきちんとサポートできる体制づくりが目標です。その結果,一人でも多くの生徒が第一志望に合格することを願っています。もちろん,この取り組みを単純に辛い経験ではなく,楽しく清々しいものであってくれると嬉しいです。