自然科学観察コンクール受賞

表彰が行われました

 昭和35年から半世紀を超えて続く, 全国の小・中学生を対象とした理科自由研究コンクールである自然科学観察コンクールで, 本校の2年生(現3年生)の池田拓実さんの研究が文部科学大臣賞を受賞し, 3年生(現4年生)の長尾祐希さんの研究が佳作となりました。この栄誉をたたえて, 全校集会でも表彰を行いました。また, 本校の科学教育への取り組みが評価され, 学校奨励賞を受賞しました。さらに, 彼らへの研究指導を行った宇佐神潔教諭が, 指導奨励賞を受賞しました。この2つの賞を同時に受賞した学校は, 参加校の中で本校だけです。

池田くんのコメント

 この研究をしていて嬉しかったことは, まだ誰も発見していないことを, 発見できたことです。最初は, 少ない情報から手探りで進めていました。そこから, 様々な条件を設定して何十回も実験を繰り返し, 多くの実験結果を考察し, 規則性が見えてくることが嬉しかったです。特にこの研究で苦労した点は, 生物相手なので自分の都合で休めないことです。僕はどんな日でも何時間もかけて作業を続けました。しかし, どんな実験結果が出てくるのかすごく楽しみだったので, この苦労も乗り越えられました。

池田くんの研究内容はこちらのページで確認できます

長尾さんのコメント

 私がこの線虫と香りの研究をしている中で研究の楽しさを感じたのは, 新しい発見をしたときや, 疑問点を先生からのアドバイスを受け, 次に研究を進めて行くことができたときです。研究をしていくと様々な驚きがありました。特に実験中, 赤ちゃんの線虫が生まれてくる瞬間を見たときは感動しました。勿論研究は楽しいことばかりではなく, 線虫という生き物を用いて実験しているため, 実験以外でも世話をしたりしなければならなかったことは大変でした。多くの人たちがサポートしてくれたからこそ, 私は自然科学コンクールで佳作をいただくことができたと思っています。

長尾さんの研究内容はこちらのページで確認できます

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