第2回教育講座
9月8日金曜日、臓器移植を通して人権や命の尊さを学ぶ「いのちの学習会」を開催しました。
講師は公認心理士、臨床心理士で移植コーディネーターとして筑波大学病院でご活躍の平井理(こ)心(ころ)先生。
臓器移植の現状や仕組みの説明、コーディネーターとして臓器を提供される患者や意思表示のできない患者の家族の葛藤や悲しみの現場に多く立ち会ってこられた経験を、臓器を提供する権利・しない権利の両面に立って、 生徒たちに分かりやすく語りかけるようにお話してくださいました。生徒たちの心を揺さぶり深く考えさせる学習会となりました。
●生徒たちの感想
・臓器移植で臓器をあげたい人の考えや逆にあげたくない人の考えがよく分かったし、どの考え方もとても素敵な考えだなと思いました。
・自分がもし死んでしまったとして家族を困らせないように、意思表示はしておこうかなと思いました。人の役に立ちたいですけど、まだ全然役に立てていないので死んだ後に臓器を渡して役に立ちたいなって思います。この学習会で何か大切なことが分かった気がします。
・臓器移植、臓器提供について改めて知ることができ、家族で話し合ってみようと思いました。家族の誰かがもし亡くなって、臓器移植をするとなった場合私は賛成できるかすこし不安になりました。
・ドラマでしか見たことのない現場の方が直接話をしてくれて、移植した方の家族やされた方の家族の話も聞けて、コーディネーターの方は様々な家族にすごく寄り添える素敵な職業だと思いました。そして自分の考えを持つことの大切さを知れました。