式辞

 色鮮やかな花々に包まれ、春の香りに満ち溢れる季節を迎えました。

 本日ここに、保護者と教師の会会長中島正規様はじめ役員の方々、学校法人土浦日本大学学園理事長、佐藤豊先生はじめ理事の先生方、そして保護者の皆様のご出席を賜り、令和3年度第十五回土浦日本大学中等教育学校入学式が挙行できますことに深く感謝し、心より御礼申し上げます。

 まず、保護者の皆様、本日はお子様のご入学誠におめでとうございます。数日前までは、小学校に通っていた我が子が本校の制服を着て、緊張して入学する姿をみて、感慨もひとしおのことと存じます。これからの六年間、大切なお子様を、覚悟をもってお預かり致します。今後は学校とご家庭がしっかりと連携し、地域の支援をいただきながら、本校の教育を推進していきますので、よろしくお願い申し上げます。

 さて、新入生の皆さん、今日から、本校の一員となります。皆さんの制服のエンブレムは稲穂と天空で「地球」をイメージしています。本校の教育目標である国際社会人になるための、知性と勇気そして「協同」の精神を高めていくシンボルです。

 皆さんは、さまざまな小学校から本校に集ってきました。学年1クラスの学校から小中一貫の大規模校、また県内や県外そして海外から来た人もいます。このことを世間では多様性といいます。今後、君たちが住む世界は、もっともっとこの多様性が進んでいきます。文化や言語そして宗教、民族、習慣、このように自分と違った様式や価値観を受け入れ共存していくことが君たちに求められる能力となります。

 この多様性の中で生きる時、忘れてはならないことがあります。それはまず、どんなに勉強が出来ても足が速くても、出来ない人を見下してはいけないということです。むしろ助けてあげましょう。次に、人を妬(ねた)んではいけません。自分より他人がよく出来るならば、目標を持ち、自分が出来るように努力しましょう。君の頑張っている姿を見た皆が必ず助けてくれます。

 どんなに社会が変わっても決してその価値が変わらないものを不易(ふえき)と呼びます。一方、時代の移り変わりとともに変えていく必要があるものを流行(りゅうこう)といいます。

 挨拶を大切にすることが本校の変わらない不易にあたります。校歌に示される「ことばはゆきかう」「ことばは培(つちか)う」は、コミュニケーションの大切さをうたっています。相手を思いやる挨拶にはじまり、相手を思いやる挨拶で一日を終える。この六年間の積み重ねが必ず固い絆を作っていきます。

 また急激に変化していく社会に迅速に対応することも重要なことです。本校では、一年前の緊急事態宣言直後から双方向型のオンライン授業に切り替えました。生徒の皆さんはインターネットの仮想現実の中で文化祭を開催しました。この先進的な情報技術は本校の強み、流行のひとつであります。

 不易流行は江戸時代の俳聖(はいせい)松尾芭蕉の残した言葉ですが、芭蕉は、この相反(あいはん)する不易も流行も、実はその基(もと)は一つだといっています。本校は2003年の開校以来、国際社会に貢献できる人材育成を教育の基としています。そのために豊かな教養と深い洞察力を身につけ、健康で明るく何事にもポジティブな人間性に磨きをかける教育を実践してきました。

 この伝統を新入生の皆さんが受け継ぎ、二十四の春夏秋冬を通してたくましく成長する姿を祈念し、式辞といたします。

令和三年四月六日
土浦日本大学中等教育学校
校長 堀切浩一

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