全校保護者会に寄せて

日々生徒の知的好奇心を揺さぶり将来に大志をいだける学校づくり

 ちょうど昨年の今、全校保護者会は中止せざるを得ない状況であり、また緊急事態宣言下で全面的に遠隔授業を実施していました。このコロナ禍は人類の価値観を根底から覆し試しているように思われてなりません。この社会は否が応でも格差を生み出して倫理的な規範も政治的な規制も、人々の安心には繋がっていかない現実があります。それでも我々は人類の叡智を結集して子どもたちの未来を切り開いていかねばなりません。

 米国のアジア人へのヘイトクライムは前大統領の中国ウイルスの一言に端を発しています。先日これに対して、女子テニスの大坂なおみさんがタピオカティーやアニメ、餅、寿司、抹茶を愛するようにアジア人を愛してくれたなら、日頃楽しんでいるものがどの文化からきているのか想像してほしい、その対象を攻撃しないでほしいというメッセージを発信しました。暴力に暴力で対抗していては、事態は更に混迷します。無知なるものへは教育という手段しかないことを思い知らされたニュースでした。社会問題の解決は、その背景となる歴史や文化の理解と相互に尊重する姿勢が求められます。今年度の教育方針の冒頭に「多様化する世界で格差を乗り越えて、国際社会に貢献できる人材の育成」を掲げました。本校の生徒には社会という文脈で多角的観点から物事を見て考える習慣を身につけてほしいと考えます。そして将来に大きな志を持って社会に貢献できる人物になってほしいと願っています。

 さて、今年8人の有志を教員として迎えました。これで教員のなかで卒業生が4名になりました。本校の行事や学習プログラムを実体験した紛れもない中等DNAの持ち主たちです。エンブレムに象徴される「知性」と「勇気」そして「協同の精神」を教育現場で遺憾なく発揮してくれることでしょう。この新たな体制で令和3年が実り多き年となるように努めていきます。このような困難なご時世ですが、中等らしく様々な工夫を凝らして子どもたちの可能性を広げていきたいと考えております。保護者の皆様には本校教育への変わらぬご理解とご協力の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

令和3年4月24日
土浦日本大学中等教育学校
校長 堀切浩一

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