校長通信 第8回

 令和6年辰年が能登半島地震と共に始まりました。本校の生徒会は震災への義援金募金を年頭から始めました。子どもたちも日本人として被災者に何かできないかと自発的に取り組んだようです。この意識こそ、今後の日本を支える力になっていくことでしょう。世界に目を向けると各地域における紛争や対立が毎日のようにメディアを賑わせています。日本は少子高齢化が進み国力が衰退して、いずれ国の形を考えねばならない時が来るかもしれません。本校の生徒には過去から未来を見通して自分のやるべきことや社会に還元すべきことを大所高所から見つけて欲しいと願っています。

 さて高3生は受験のシーズンですが共通テストだけで進路を決定する生徒は現在では減っています。むしろ生徒自体のポテンシャルをみる総合型や学校からの推薦型など実際の入社試験さながらエントリシートや面接そして英検などの資格の比重が高まっています。偏差値の輪切りではなく、個々の特徴や将来の展望や意欲を重視して、大学も未来の日本を支える人材を育成したいと本気で取り組んでいるのでしょう。

 これから受験は佳境を迎えます。子どもたちには体調をベストな状態にして臨み悔いのない経験にして欲しいと願っています。

土浦日本大学中等教育学校
校 長 堀  切  浩  一

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