校長通信 第10回

 令和5年度の修了式を終え、来たる新年度に向けた準備が加速しています。生徒の皆さんは、この春休み中にそれぞれが1年の振り返りと次年度の目標を立てていることでしょう。いろんな成功もありましたが失敗もあったと思います。それらを1度リセットして、次に向けてのアップデートは必要なことです。学校もシステムのアップデートは常に必要だと考えています。不易流行という芭蕉の言葉がありますが変えなくても新鮮であり続けるものと新しく取り入れることでそのものの本質が明瞭になるもので、両者とも実は根本的には同じものを目指すというのです。

 次代の新生徒会は4回目の女性会長が就きました。また、規約や制服などの制限に鋭いメスを入れてきた報道部も参入して、トリックスターが揃った気がしました。なかなかユニークでワクワクする新年度になりそうです。ただし、ケレン味だけを狙うのではなく、学校を構成する価値観や個性そして人間性を尊重して貢献する個人であってほしいと思います。清らかな心は外見にも表れるのです。

 それでは生徒全員で次の新入生を温かく迎えましょう。

土浦日本大学中等教育学校
校 長 堀  切  浩  一

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