校長通信 第7回
10月最終週に実施されたオープンハウスにお越しになった皆様には生徒の取り組みの成果をご覧いただき心から感謝します。感染症対策で過去3年に亘り入場制限を行った様々な行事も少しずつではありますが元に戻しています。このオープンハウスは制限期間にメタバース(仮想現実)の空間で見事に本校を表現してくれました。生徒有志によって本校の細部まで作りこみ来場者がアバターで見学するというものです。制限された中でも自分たちの工夫で自由を獲得する。この意気込みこそ中等らしさであり伝統であると思います。またガイドストーリーに沿って全校生徒で作り上げたモザイクアートは圧巻でした。ルイスキャロルと同時代の画家の絵はテムズ川沿いにあるテートブリテンにあります。来年の英国研修で訪れるのが楽しみです。他にも研修の調査や鉄研の入賞作品などクラスの展示と合わせて本校の文化レベルの高さをはかれるものでした。
そして何といっても英語スピーチコンテスト、ビブリオバトル、ディベート大会は毎年見ていますが、その内容の濃さや斬新さに驚きの連続でした。クロージングセレモニーで順位こそ発表されましたが、表現者全員に拍手を送りたい気持ちでした。開校時から本校の目指しているのは表現の豊かさであり訴求力の強さです。グローバルな社会で意識せねばならないのはコミュニケーションの大切さです。一方的な要求ではなく自分相手そして周りこの3者を尊重する姿勢が大事なのです。それが本校の3Respectsです。この理念が凝縮された行事だと感じました。
最後になりますが、初日バザーでお手伝いの委員役員の保護者の皆様は本当にお疲れさまでした。またバザーを活用されたご家庭には心より感謝申し上げるとともに、生徒のために有意義に役立てることをお約束いたします。ありがとうございました。
本校を模した仮想空間(Cluster) |
モザイクアートは圧巻でした |
熱のこもった英語スピーチコンテストでの発表の数々 |
ディベートも負けていません |
趣向を凝らした装飾 |
盛況のバザー会場の様子 |
土浦日本大学中等教育学校
校 長 堀 切 浩 一