第3回 グローバル・エシックス(道徳授業)
3回目の今回は平等と公平について学びました。平等と公平そして公正は「誰一人取り残さないグローバル社会」としてSDGsが目指す世界観です。
生徒は公平性に大変敏感で、今までに不公平に感じたことという質問には、自分だけ呼ばれなかったという経験や先生が依怙贔屓(えこひいき)したといったものもありました。
昨年の新入生には本校に入学した理由に女子の制服にズボンがあったからというのがありました。男子もスカートをはいた方がいいと思うという意見には、誰一人スカートをはくといった男子はいませんでした。平等や公平にはある一定までの等しさは必要ですが、そこからは個々の独自性や判断が必要となってきます。不平等や不公平は正す必要があります。一方で個々の事情や特性に応じて物事をみて判断することも大事なのです。
貧困から命の安全が脅かされる子どもたち、また紛争で所属する国家を追われてしまう難民の子どもたち、世界にはたくさんの不平等や差別が存在します。そうしたものに目を向けると、今の自分の不公平な悩みなどはちっぽけなもので人生の大きな目標に立ち向かう気構えが出来るものです。