第6回 グローバル・エシックス(道徳授業)
頭を撫でられるのは褒められるときなので好きなことだったのですが、タイでは子どもの頭を撫でるのはタブーだと知ってびっくりしました。頭は神聖な場所ということなので触るのは大変失礼なことらしいです。その反面、おじぎは日本かアジアでしか通用しない挨拶だと思い込んでいましたが、全世界で通用するらしいです。今、コミュニケーション能力が大切だと日本では言われていますが、このような非認知能力を高めるためにも、仕草や表情などの習慣にみられる意味の大切さを教わりました。
また剣道部顧問の平野先生から「残心」の心得を実際の演武で見せていただきました。柔道はオリンピック競技となり、ポイント制になっていますが日本の選手は一本に拘ります。「残心」は技が入った後も慢心せずに次に対応できる心身の構えを崩さぬことだそうです。勝ちにこだわるより技の美しさを求めるのが日本で生まれた武道に通じるのだと感じました。